
先日東山公園の端の道端に落ちていたどんぐりを見つけました!こういう笠のあるどんぐりってほとんど見ることがなかったので新鮮で拾ってきてしまいました。
ついこの間まで汗ばむ陽気の日も多かったのに、もうすっかり秋も後半といった感じですね

仕事の時期的な忙しさからでなくこんなちいさな自然から季節を感じられるってしみじみとしてのんびりした気持ちになれますよね。
さて、秋といえば
「読書の秋」!
って言っても年がら年中本を読んでいる私には今さらな感じですが・・・(^◇^;)>
それでも最近はまた読書ペースが上がっておもしろかった本もあったので最近読んだ本をご紹介します~

東野圭吾「容疑者Xの献身」言わずと知れた話題の「ガリレオ」シリーズの3冊目の文庫版です。(私はかさばるのがイヤなので文庫しか読みません

)
前作、前々作と読んできていてまあまあおもしろいかな~って感じだったので続きを読みました。
そしたら、なんとまあ、おもしろかったんですよ~すごく。
東野圭吾の本はよく映画やドラマになっていますが正直あたりはずれが多くてけっこう警戒して読むのですがこれは私としては文句なしでした。あまりにも内容がよかったのでかえってガリレオシリーズでなく独立した作品にすればよかったのに~って思ったくらい(ファンの方、ごめんなさい

)
内容はあんまり説明の必要がないと思うので省きますが、今公開中の映画版についてはあんまり見る気にはなれません。せっかくの原作のイメージを壊したくないから・・・
ドラマのシリーズは1~2回は見ましたがやっぱり見るのやめました。コレ言ったら怒られそうですが福山雅治がどうしてもイメージあわなくて。柴崎コウはもちろん原作には出てこないキャラをやってるし原作派の私としては必要ないかな~と。あっでも福山雅治や柴崎コウは好きなんですよ。
原作が良くて映画やドラマもいいってのはどんな作家の作品でもめったにないですが、個人的には東野圭吾の
「白夜行」に関してはドラマの方が良かったかな。原作は淡々と進んでいくけどドラマは主人公2人の気持ちがしっかりでていたから。
えらそうなこと言ってますが、あくまでも私の個人的な感想なのでご容赦ください。f(^^;)

伊坂幸太郎「魔王」私の大好きな作家さんの一人、伊坂幸太郎の文庫が出たのを見つけたので早速買いました!
・・・・・なんというか、今までになかった暗い部分の濃い物語でした。
ただ、伊坂幸太郎の本によくある兄弟の間のゆるぎのない愛情や信頼の部分はこの作品にもしっかり出ていて、主人公の兄弟二人の間の会話は読んでいて笑えて、ほっとして私のいちばん好きな伊坂作品の要素が楽しめました。
物語は2パートに分かれていて最初は兄、次は弟の妻が語り手になるのだけれど、この兄が自分に超能力があることにある日気が付くところから始まります。兄が自分の能力(自分が思ったとおりのことを他人にしゃべらせることが出来るというもの)について知っていくにつれ日本を独裁国家に導こうとする政治家の存在に危険を感じるようになり、その政治的立場が巨大になるのを阻もうとするが・・・。というところまでが最初のパート。
次のパートはその兄の死後、全く兄の能力もなぜ死んだかも知らなかったのにまるでその超能力を引き継ぐように特殊能力を持つようになってしまった弟がその能力(確率の支配)を使って見えざる敵に備えて行動を起こす・・・といったお話。
けっこうスケールの大きそうな話かな~と思ったらなんとなくぼやっとした終わり方で、そこがいいのかもしれないけれどどうかな~って思ってたらどうも続きとなる本「モダンタイムス」が出ているらしいのでまた文庫になるのを待たねば。
石田衣良「灰色のピーターパン(IWGP6)」こちらはシリーズものの文庫版最新刊。
石田衣良の
「池袋ウエストゲートパーク」は私の大好きなシリーズなんです(=^_^=)
実を言うと石田衣良の作品も当たり外れがあるので新しい作品はやっぱり警戒しながら読むんですがこのシリーズだけは安心して読めます。
主人公マコトを中心にいつものIWGPの常連の登場人物・・・タカシやサルたちが出ていて、大小さまざまなトラブルを解決していく・・・ほんわかした気持ちにもなれ、爽快な気持ちにもなれる短編集といったもの。それぞれのストーリーの中に現在の日本で起こっている問題をあれこれ(いじめやネット犯罪など)を取り上げています。
このシリーズでいったいなにがいいって、もちろんテンポのよいストーリーの流れやマコトと他の人たちとの楽しい会話もいいんですが、何と言っても池袋の少年少女のグループ、Gボーイズのカリスマキングの
「タカシ」がステキなんです~~~


このタカシ、運転手(Gボーイズ)つきベンツに乗り、ボディガードをつれ、高級ブランドの服や靴を着こなし、クールでケンカに負けたことなし、そしてイケメンでカリスマ性がある・・・なんじゃそれ!?っていうキャラクターなの。・・・文章にするとすごすぎ・・・

本文によれば
「春にも溶けない山頂の雪。タカシの声にはあれくらいの冷たさとまぶしさが同居している。」
「視線を送るだけでその先の若い女がなぎ倒されていく。やつの視線はチェーンソーの威力がある」だって!きゃ~!!o(≧▽≦)oすいません、ミーハーで

電車やカフェで読みながらついついニヤニヤしてしまう顔を隠すのに苦労しました(/ω\)
皆さんご存知と思いますが、この「池袋ウエストゲートパーク」、何年か前にドラマ化されてます。
官藤官九郎の脚本で主人公マコトに長瀬智也、タカシが窪塚洋介、サルに妻夫木聡だったそうです。
私はこのドラマ見てませんが・・・タカシに窪塚洋介って・・・ちょっと複雑です。f(^^;)
石田衣良のほかの作品では
「4TEEN」「約束」「娼年」がよかったかな。泣かせるお話書くのがうまいな~って思います。
やれやれ、3作品だけでこんなに長くなってしまいました

まだもうちょっと紹介したい本があるので次回へ続くです(^◇^;)>
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