今回は最近お気に入りのマンガについて。(〃∇〃) えへへ~☆
小説を読むことはもちろん欠かさない私ですが、マンガを読むことも絶対にやめられないことのひとつ。
小さな頃からいろいろなマンガを読んできました。
だからなんでも読むけど好ききらいや評価の目はけっこうシビアなつもり。
そんな私が最近お気に入りな作家さんが
「オノ・ナツメ」です。
リストランテ・パラディーソ
GENTE~リストランテの人々~詳しい経歴は知らないのですがオノ・ナツメさんは人気もあって最近は本屋さんにいつも平積みされているし、評価も高いらしい作家さんです。
わたしも本屋さんで平積みになっている「リストランテ・パラディーソ」を見て、独特なタッチの絵に惹かれ、まずは様子見で一冊購入してみました。
そして、惚れました~

中身もこの表紙と同じタッチの絵で、独特な「オノ・ナツメ」世界に浸れます。
ストーリーはイタリアのリストランテを舞台にした物語。
ここで働く人たちやお客として訪れる人たちのそれぞれの物語が短編集のように集まっています。
ほのぼのしていたり、悲しい過去があったり、笑えるエピソードがあったり・・・微笑んで読めるマンガでした。
「GENTE」は現在1~3巻まであり、「リストランテ・パラディーソ」の続編で同じ登場人物が出てきます。
登場人物に普通当たり前のように出てくる美男美女はなくて、初老の紳士たちや中年の女性が多いのがまたそれぞれ積み重ねてきた人生の深みが感じられました。もちろん若い人や子供も出てきます。オノ・ナツメは子供を描くのもすごく上手いです!
そして「さらい屋五葉」。なんと時代劇なんです!!
さらい屋五葉剣の腕は立つけれどあがり性の臆病者でこころ優しい「政マサ」こと秋津政之助。
家のために金を稼ごうと江戸に出るが、その性格がたたって仕事にありつけず食うに困っているときに出会ったのが謎の遊び人「弥一」。
この弥一を中心に人さらいをして身代金を稼いでいるグループ「五葉」の仲間入りをすることになって・・・という物語。
ここでも独特の「オノ・ナツメ」の絵が生きていて、イタリアが舞台のリストランテのシリーズを見ていても違和感無く日本の時代劇に入り込めてしまうのがとっても不思議。
「政」が物を食べているときの顔がなんとも言えずかわいらしいです

「五葉」の仲間たちのそれぞれの過去や現在が見えてくると登場人物みんなのことが好きになるはず。
「政」はそんななかいつも擦れることなくピュアは心を持っていて仲間たちを和ませる清涼剤のよう。
はやく続きがよみたくなるとってもステキな物語です。現在5巻まで出ています。
Danza(短編集)オノ・ナツメは最近いろいろ本が出ていて全部は紹介できませんが・・・「Danza」は短編集です。
「リストランテ」や「さらい屋」と少し違ったデフォルメがさらに大きくなったタッチの絵でほのぼのとしたストーリーたちが収録されています。これも「オノ・ナツメ」入門に良い一冊です

今回ほのぼの作品ばかり紹介してますが、実は他の作品ではかなり深刻な暗いストーリーの本もあります。このかわいいタッチの絵であまりにも残酷な話もあって生き方について深く考えさせられるものもありました。そういった作品はとりあえず「オノ・ナツメ」に慣れてから少しずつ読むのがオススメです。
以上、あくまで私の個人的な感想ばかり並べてしまいました

でも「オノ・ナツメ」さんの作品はほんとに大好きなのでぜひ皆さんに読んでもらいたいです(⌒▽⌒)
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