先日、本棚を買い換えてスペースが出来たため実家から以前から大好きだった漫画をもってきました。
もう昔から何度も何度も読んでいたのですが久しぶりの再読♪(^u^)
「やっぱりいい!これぞファンタジーの最高傑作だ~!」とあらためて思いました!
それが
あしべゆうほの「クリスタル☆ドラゴン」です。
あしべゆうほ「クリスタル☆ドラゴン」この本の1巻目が出たのは私が中学生のころ。
最初は次姉が買い始めたのですが、途中から私が買うようになりました。f(^^;)
物語はエリン(アイルランド)の部族間の戦いから端を発し、
邪悪なるものと契約した邪眼バラーに生まれ育った部族を滅ぼされ、復讐のため助け手を求めてブリテンからローマへと旅を重ねていく魔法使いの弟子であり戦乙女(スカルメール又はワルキューレ)でもある主人公のアリアンロッド(銀の車輪)。
アリアンロッドは風の精(シルフ)の王の助けを借りながら古詩に沿って旅立っていきます。古き砦に闇が巣くう時
杖なき魔法使い(ドルイド)が現れる。
杖なき者は魔法を持たず
闇は嵐を呼ぶだろう
杖なき魔法使いは
杖を求め
天と地との境
水晶宮への道をたどる 続きはまた後から出てくるのですが・・・
魔法の世界あり、神話の世界あり、ローマ帝国あり、ヴァイキングあり・・・なんて贅沢なファンタジーなんでしょう。
この世界設定もさることながらあしべゆうほさんの絵柄も繊細できれいだし、ストーリーもすばらしく、何よりもそれぞれのキャラクターがすごくよく立っていて敵も味方も登場人物はみんな個性的。
これ以上のファンタジー漫画はないと私は思っております。( ̄ー ̄)b
・・・でもひとつだけ欠点が。
この物語、完結してないのです。(T_T)
もう二十数年にもなる連載で、作者あしべゆうほさんもおん年齢60歳!
大丈夫かな~?もうだめかな~?とたま~~に思い出しては心配しております。
あしべゆうほさんは現在ボニータ誌で、クリスタル☆ドラゴンよりも前から連載していたライフワークともいえる「悪魔(デイモス)の花嫁」をここ一年くらいかな?再開されましたが、私としては一話読みきりの多い「悪魔(デイモス)の花嫁」よりもこちらのほうを早くやってほしい~!!と願うばかりです。
さて、私の大好きなこの漫画の主要登場人物たちをちょっと紹介させてください。
☆キャラクター紹介☆(azuの独断と偏見による( ̄+ー ̄)但し、物語の後半には言及しません)
画像はクリックすると大きくなります☆
☆アリアンロッド
主人公アリアンロッド(銀の車輪)。エリンの緑の原の一族(グリアナン・クラーナ)の生まれ。
黒髪の人がほとんどいないのエリンの中で生まれながらの黒髪を持ち、そのせいで「妖精の取替えっ子」と呼ばれ、小さいころは差別的な扱いを受けていた。
そんなころ、銀髪に水晶の鎖帷子の謎の戦士「レギオン」に出会い、「真実の名」をつけてもらう。
レギオンにドワーフ(小人)の作ったサークレットをもらったアリアンを見た一族の魔道使い(ドルイド)はアリアンロッドを弟子にと引き取る。
数年後、美しく成長したアリアンロッドだが、魔道使いの勉強よりも剣を鍛えることのほうが大好きなおてんばだった。
ある日、一族の族長(リー)の娘ヘンルーダと師匠の庵から族長の館に行くと、「邪眼バラー」率いる魔の谷(アルハ・ガワン)の一族に襲撃されているところに遭遇する。
父も族長も師匠も殺されてヘンルーダも連れ去られ、復讐のために魔の谷に向かうアリアンロッド。
ここから彼女の長い長い旅が始まります。
アリアンは気が強く、無鉄砲で猪突猛進。そして能天気。
裸の場面が何度出てもまったく色気のない主人公。
でも素直でいい子です(´ー`)
☆レギオン
アリアンロッドが岐路に立つ度に現れる謎の戦士レギオン。
同時刻に別の場所に現れることもある。「ミズガルズの蛇」や妖精のおばばにも面識があり、アリアンロッドを見守るシルフ(風の精)の王とも連絡をとっている。実は生きている時間がものすごく長いらしい。
二十巻を過ぎてようやくその正体がわかってくるが、それでもまだ不明な状態。
邪眼バラーと戦う姿はとてもかっこいい

しかし、序盤では「力を封じられている身」と自分のことを言っているため封印がとけたらどうなるか・・・そこが知りたいなぁ。
この物語でいちばんの謎の人物でしょう。
☆シルフ(風の精)の王
レギオンがアリアンロッドに真実の名を与えたときから常に見守っている妖精。
シルフの王の真実の名は「パラルダ」。
真実の名を知られることはその者に支配されることであるが、シルフの王は自らアリアンロッドに名を明かした。
しかし、その名は邪眼バラーとともにある邪悪なるものにも知られており、敵味方同時に命令されると破滅すると思われる。
見たところは男性だが雰囲気は性別が感じられなくて中性的。
アリアンを心配する姿はまるでおかあさんのようです(^u^)
☆ヘンルーダ
グリアナン・クラーナの族長(リー)の末娘、ヘンルーダ。
気が強く、アリアンロッドとは小さなころからケンカ友達で仲が良いわけではなかったが戦で邪眼バラーにとらわれ、そこにアリアンロッドが潜入してきてから復讐のために結託する。
バラー殺害に失敗したアリアンロッドをおびき出すために邪眼バラーの姉、女魔法使い(ドルイダス)エラータに利用される。
ユニコーンの助けでなんとか危険を乗り越えてアリアンロッドらと共にバラーを倒す助け手を求めての旅に出る。
しかし、邪眼バラーの黒い血を額に落とされ、真実の名をエラータに聞き出されてしまっていたヘンルーダは以後、たびたび魔物に身体をのっとられてしまうようになる。魔物を封印するためにアリアンロッドのサークレットをつけるが紛失と同時にさらに強い魔物を引き寄せてしまう。
旅の途中で出会ったヴァイキングの一族のソリルに奥方に望まれるが・・・。
ヘンルーダは気の毒といえば気の毒だけど、はっきりいって
いちばんのトラブルメーカーでしょう。でもアリアンのことをたびたび助けることにもなります。
☆ソリル
別名「百の傷のソリル」「狂戦士(ペルセルク)」とも呼ばれる。
ローマ人に捕らえられガレー船の漕ぎ手奴隷にされていたが、ヴァイキングに助けられ、その船で出会った旅の途中のアリアンロッドたちをヴァイキングの村に連れ帰る。
アリアンロッドの戦士としての素質を見抜いて「戦乙女(スカルメール)」として戦い方を教える。
また、ヘンルーダを妻に迎えようとするが、そのころヘンルーダは魔物に身体を乗っ取られてしまう。
アリアンとヘンルーダが村から旅立つときに後を追おうとするが・・・
ソリルは度々魔物に操られてしまう困ったヘンルーダをひたすら追いかける、本命には一途なヤツ。
しかし
、天性の女好きの酒好きで要領がいいヤツでもある。
☆邪眼バラー
圧倒的な邪悪なパワーを見せつけ、まわり中に恐れられる存在の「邪眼バラー」。
「邪眼」の由来は・・・
深淵の谷(ドームニュー・ガワン)の一族で族長の跡目争いの最中、誰よりも族長としての素質を持ち合わせていたバラーだったが年若かったための無力さに歯噛みしていた。
そのとき、女魔法使い(ドルイダス)としての修行を終えて戻った姉の「エラータ」の力を借りて片目を代償に邪悪なるものと取引をして族長となる力を手に入れた。
邪眼となったバラーはその後各地の部族を襲い、制圧していつしか魔の谷(アルハ・ガワン)の一族と呼ばれるようになった。
しかし、時が経つとともにバラーの内なる悪が力をもち、魔の谷にどんどん異変が起こるようになっていく。
復讐のため魔の谷に潜入したアリアンロッドになにがしかの関係の存在を感じ取り、以後アリアンロッドを追跡するよう腹心の部下であるグリフィスに命じる。
最初は悪の権現だったバラーだけど、読んでいくうちに
いちばん魅力ある存在になってしまいました

彼自身の魅力がほんとうにすばらしい。これから内なる悪と自分自身がどう戦うのか、アリアンロッドとはどんな関係になっていくのか、興味津々な人物です。
☆グリフィス
バラーの腹心の部下。忠誠心に篤く、義理堅い。
赤毛のおかっぱがトレードマーク。
容姿、馬の扱い、御者、狩り、鞭や剣の腕すべてにおいて郡を抜いた能力を持っている。
バラーの命令でアリアンロッドを追跡する旅に出るが、この義理堅い性格のためついついアリアンロッドに協力するはめにもなってしまう。
私が見たところこの
物語の中でいちばんの苦労人です。
かなり長くなってしまいました

いつものことですみません。(= ^ ^ ゞ
クリスタル☆ドラゴンは秋田書店からボニータコミックスで今のところ25巻まで出ています。
ちゃんと終わるのかどうか不安ですが、今までのところだけでもすばらしい物語です。
azuが太鼓判を押してオススメできるファンタジー漫画なのです

興味があったらぜひぜひ読んでください~
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