暑中お見舞い申し上げます。




画像は今年珍しく準備した暑中見舞いはがき(うちわ型)です。
他にもいろいろはがきの絵柄はあったけれど蚊に刺されやすい私は一目でこれに決めましたf(^^;)
送った友人はこれを見たら「なんじゃこれ!」というかしら。それはそれでおもしろいかな

名古屋は毎日連日の猛暑日・・・もうげんなりですへ(×_×;)へ
連日の冷房と冷たい飲み物のおかげで胃が重いしおなか下るしで。もう勘弁してほしい~~!
名古屋の夏は特別暑い(冬も特別寒い)っていうけどほんとのところはどうなんでしょうね?
や、名古屋は暑いのはほんとですが他の地域だって暑いと思うのですが。
なにはともあれ、いいかげん落ち着いてほしいです。
さて、
ひさしぶりに(でもないけど)本の話題です。
これがけっこーよかったの。
砂漠 伊坂幸太郎 新潮文庫
以前から大好きでよく本を読んでいる作家、伊坂幸太郎の文庫新刊です。
内容はたわいもない青春ものがたり。主人公とその仲間が大学入学から卒業するまでの出来事を並べていったものです。
だけど、そこはさすが伊坂幸太郎。淡々とした文章なのにやっぱり引き込まれてしまうのです。
そしてほろりと泣かされてしまうのです。
登場人物それぞれが変わった部分を持った人たち。かえって主人公「北村」がまったく普通の人であるのが目立ちます。
見境なしのナンパ男でお坊ちゃまの「鳥井」、
おとなしいけれどほんわりあたたかい雰囲気を持った女の子で超能力者の「南」、
絶世の美女でありながら無愛想な「東堂」。
そして仲間の中でもとりわけ変人なのが「西嶋」なのですが、融通のきかない理論をところ構わず声高に論じはじめてまわり中からうるさがられ、オタクっぽいと思われる外見(まったくかわいくないぬいぐるみの熊とか豚と表現されていた)であるにもかかわらず、彼のひと言ひと言があとからじわじわ効いてくるんです。
そして態度やそぶりに出さなくてもお互いに友情をとても大事にしていて。思いやりがあって。
そんな仲間たちが無意味に遊びながら、悩みながら、ぶつかったり共感したりしながら成長していくのです。
や~よかったです。淡々としているのがまたかえってよかった。
ひさしぶりにさわやかに泣ける本でした。
やっぱり伊坂幸太郎はいい~(=^_^=)
N響「夏」2010 名古屋公演先週の休日にN響のコンサート名古屋公演に行って来ました♪
【プログラム】
ニコライ 歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲
ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調「新世界から」
アンコール 赤とんぼ(オーケストラ編曲)指揮 マティアス・フスマン
ピアノ チョ・ソンジン
管弦楽 NHK交響楽団
愛知県芸術劇場コンサートホールN響のコンサートは初めて行きましたが、日本を代表する楽団だけあって貫禄あるな~って思いました。
指揮者もピアノのソリストも不勉強でぜんぜん知らない人でしたがよかったです。
何と言ってもショパンのピアノ協奏曲第1番は大好きな曲で、このプログラムがあったから行ったのですが、
プログラムの解説を読むとソリストのチョ・ソンジン、驚いたことにまだ16歳の若さでした!
まあまあぽっちゃり型の体型みたいで背もあったのでけっこう貫禄あって16歳には見えませんでしたが

演奏はさすがによかったです。
ショパンのピアノ協奏曲はブーニンのショパンコンクールのCDを持っているので早速聞き比べました。
ひいき目のせいかやっぱりブーニンのが迫力あるな~って思ってしまいましたが、チョ・ソンジンも早い箇所でもさすがの指使いでしたし、あまりミスタッチはなかったように思いました。
素人なのであんまりわからないんですけどね(= ^ ^ ゞ
なんにせよこうして大好きな曲を生で聞けるのはうれしいことです♪
チケット代もB席で3000円とリーズナブル♪(前回のフィルハーモニア管弦楽団の来日公演はB席で12000円でした!)おかげでクラシック好きのヨガのお友達も一緒に行ってくれました。
どうしてこんなに金額ちがうんですかね~そりゃやっぱり来日公演の方がステキでしたけど。
楽器の運搬日とか人件費とかかかるのかしら。もうちょっと安いと行きやすいのに~
ショパン 小坂裕子 音楽之友社ショパンのピアノコンサートは今年はあと3回行く予定・・・(//∇//)
せっかくなので生誕200年のショパンについて勉強しておこうかな・・・と今はショパンの本を読んでいます。
まだ読み途中ですが・・・

ショパンはフランス人の父とポーランド人の母との間にポーランドで生まれ育ち、幼い頃から音楽的才能を持ち、とくに誰にもピアノの演奏法を教わらないままその才能を開花させます。
しかしポーランドではその才能を生かしきれなかったためウィーン、パリと移り住んで社交界で注目されるが演奏会は開か(け)ず、ピアノの教師とサロンの演奏で生計をたてていました。
この時代のショパンを含む芸術家たちの交友関係が豪華で、リストやメンデルスゾーンが仲のよい友人であったこと、ショパンはやさしくピアノを奏でるのを好み(演奏会では音が弱いと批評されていた)、リストがショパンの曲を違う解釈をして弾くとショパンは腹を立ててケンカになるなどかなかなか面白いエピソードもあっておもしろいです。
文章も読みやすいのでショパン入門にはよい本を選びました☆
ショパンの生涯の恋人、ジョルジュ・サンドの出番はこれから。
楽しみです~
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